傷を残す児童虐待の問題
子供が巻き込まれる事件を頻繁に耳にする事が多くなっている今、誘拐や殺傷事件の他に「児童虐待」も社会的に大きな問題の一つです。実際の虐待の事例では、全く無力の子供が犠牲になっており、本来なら愛情を注がれるハズの親から暴行などを受けています。
☆児童虐待の定義
■身体的虐待
殴る、蹴るなどの暴力を振るう・タバコを押しつけ火傷させる・首をしめ失神させる等の行為で、児童の身体に外傷を与える様な行為。
■性的虐待
子供に対しての性的暴行・児童ポルノの被写体を強要する等のわいせつ行為。
■心理的虐待
言葉による暴力・子供の自尊心を踏みにじる行為・罵声を浴びせる等の心理的に子供追い込んだり、心に傷を負わせる行為。
■育児放棄
ネグレストという言葉でも表現されることが多く、子供に食事を与えない・学校に行かせない・病気になっても医者に見せない等保護者としての義務を怠っている行為。
なぜ児童虐待は起こるのでしょうか。殆どの場合ひとつではなく、いくつもの要素が重なったときに起きている様です。よく見られるケースのひとつに、心身共にまだ成長することが出来ていない若い母親が我が子を虐待してしまう事があります。このような場合は親元を離れ夫婦だけで過ごしているケースが多く、育児不安や自分の時間が持てなくなったストレスから子供に手をあげてしまう様です。この他にも要因として「親自身の虐待された経験」「精神的に不安定な状態」「経済的な不安」「コミュニティー内で孤立している」などがある様です。
☆児童虐待を早期発見するための取り組み
虐待は家庭内で起きているので発見されないで放置されてしまいガチです。親自身が気付いて止める事が望ましいのですが中には夫婦で虐待をしている場合もあり、そうなると難しくなってきます。虐待自体が私達の周りに存在している可能性もありますので、子供がだしているサインに気付くことが大切です。また発見したり、疑いがあるようなら学校や児童相談所に知らせる事が非常に重要で、「恥ずかしくて相談できない」と自分の中に抱え込んでしまっている児童が多いのが実態です。
増えつつある虐待において、虐待している側の親もある意味では社会的に弱者です。支えてくれる存在が周囲になく、子育ての辛さから解放される事もなく、抱えこんでしまっている母親も多くいるのです。
このように虐待はまったくの他人事ではなく、ましてや特殊な人間が起こす問題でもないという認識を持っていないと「自分には関係のない話」で終わってしまう可能性もでてくるでしょう。どんな人間も一人では生きて行けません。これからは一人でいる若いお母さんをみたら声をかけて上げられる様なコミュニティー作りが必要ではないでしょうか。